授業名キャリア指導(99FA013)授業名(英)
教員名永田 寅臣,阿武 宏明,橋本 慎二,吉村 敏彦
開講年度学期2021年度 前期
曜日時限火曜1限
開講学科大学院 工学研究科工学専攻

単位1.0学年修士課程1年
区分大学院教養科目 講義・演習課程必修

概要工学研究科工学専攻の修士課程1年次の必修科目として「キャリア指導」と「技術マネイジメント論」を開講しています。これらの科目を通して、大学院での研究に対する意識を高め、修士の学位の有する者として社会で活躍する心構えを養います。「キャリア指導」では、はじめに大学院での研究、大学での研究に対する心構え、目標について話し、企業での職業についての理解を深めるための演習等をとおして、大学院修了後の職業観を持つための補助とします。

■本科目の担当教員である永田寅臣は1985年~1988年にかけて株式会社九州松下電器において情報端末のソフトウェア開発に携わり、その後、1989年~2006年にかけて福岡県工業技術センターにおいてコンピュータを用いた設計、工作機械を用いた3次元加工、産業用ロボットの制御と応用開発に従事した経歴を持つ。それらの業務で培った経験を同科目の授業の内容に併せて業務関係やその連携の重要性について講義する。

■本科目の担当教員である吉村敏彦は1983年度~2001年度にかけて株式会社日立製作所 機械研究所において半導体製造装置(MBE装置)の開発、ナノレベル分析装置の開発、原子力予防保全技術(ウォータジェットピーニング技術)、高温ガスタービンの開発等に従事した経歴を持つ。それらの業務で培った経験を同科目の授業の内容に併せて業務関係やその連携の重要性について講義する。
達成目標M1終了時には、各自の職業観に基づきスムースな就職活動あるいは博士後期課程に向けた進学活動を行うことができるレベルを目指す。
学習教育目標
成績評価方法課題のレポートおよび、プレゼンテーションによって評価する。

なお、レポートの判定基準などは次の通り:
・極めて良く書けている:配点の100%
・良く書けている:配点の90%
・要件を満たして書けている:配点の80%
・一部要件は欠けているが、レポートとして認められる:配点の70%
・要件がかなり欠けているがレポートとして最低限認められる:配点の60%
・レポート未提出:0 点 
教科書特になし。
参考書
履修上の注意大学院の必修科目である。1年前期に必ず履修すること。

授業計画1.産業界で現在起こりつつある変化などを説明する。また、オープンエディケーションなど大学以外での学びの機会を持つことを促す。 (4/13)
・ガイダンス
・永田:システム工学関係の業界情報(15~20分)
・吉村:機械工学関係の業界情報 (15~20分)
・阿武:電気工学関係の業界情報 (15~20分)
・橋本:応用化学関係の業界情報 (15~20分)
評価:授業内容に関してレポートを提出し、レポートで評価する。

2.企業研究10社リストの作成 (4/27)
10社リストの作成について概要を説明し、学生は10社リストを実際に作成する。PCを持ってくること。次回6/1のプレゼン発表までに完成させる。
評価:調査した10社企業の概要に関してレポートを提出し、レポートで評価する。

3.大学院生のための就職活動アドバイス (5/18) 
講師: 多田 良平 氏 
株式会社マイナビ 就職情報事業本部 企画広報統括本部 西日本統括部 九州ブロック 九州キャリアサポート1課
評価:授業内容に関してレポートを提出し、レポートで評価する。

4.企業研究10社リストをもとにした発表 (5111教室・11名, 5109教室・11名) 6分/人 (6/1)
作成した10社リストをもとに各自調査した企業について概要を発表する。
次回までにリストの中から1社を選んでより詳細な企業研究を実施する。
評価:リスト作成時の調査の充実度、資料の質、プレゼンで評価する。

5.企業1社の調査結果の発表 (5111教室・7名, 5109教室・7名) 10分/人 (6/15)
選んだ1社の詳細な調査結果を発表する。
評価:調査の綿密さ、資料の質、プレゼンで評価する。

6.企業1社の調査結果の発表 (5111教室・4名, 5109教室・4名) 10分/人 (6/29)
選んだ1社の詳細な調査結果を発表する。
評価:調査の綿密さ、資料の質、プレゼンで評価する。
 その後、5111教室2グループ(6名と5名)、5109教室2グループ(6名と5名)に分かれて、キャリア開発や職業観についてグループディスカッションを行う。

7. 職業観について、各幹事の経験にもとづく講話 (7/13)
永田(20分)、吉村(20分)、阿武(20分)、橋本(20分)
評価:授業内容に関してレポートを提出し、レポートで評価する。

8.研究キャリアについて、各幹事の経験にもとづく講和 (7/27)
永田(20分)、吉村(20分)、阿武(20分)、橋本(20分)
評価:授業内容に関してレポートを提出し、レポートで評価する。


※毎回のレポートは、所定の様式で講義日の19:00までにMoodleから提出すること。

注意