授業名 | 歴史学(99FM293) | 授業名(英) | The history of the Choshu clan during the Meiji Restoration |
教員名 | 土井 浩 | ||
開講年度学期 | 2021年度 後期 | ||
曜日時限 | 水曜4限 | ||
開講学科 | 工学部 機械工学科 |
単位 | 2.0 | 学年 | 1~4 |
区分 | 一般科目(人間科学) 講義 | 課程 | 2 |
概要 | 百姓一揆が続発し、異国船が迫りくる内憂外患の幕末の日本。その危機の時代に立ち上がったのが、長州藩(山口県)の若者たちであった。彼らは、高い志を持ち、尊王攘夷・討幕運動に活躍する。そして、夥しい犠牲者をだしながらも、明治維新の大業を成し遂げ、近代国家の建設に邁進していった。本授業は、本学がよって立つ山口県の先人の偉業を学び、自身の生き方・考え方を考えさせることを目的とする。また、明治維新の中心地となった山口県に対する誇りと愛着を涵養することを目指す。授業では資料とスライドを活用する講義とともに、激動の時代に生きた郷土の先人の生き様について思考、討論、発表するアクティブ・ラーニングを実践する。 |
達成目標 | ・郷土の先人が活躍した幕末維新期における長州藩の歴史について理解し、他者にもそれを正確に伝達できる。 ・現在及び将来の自身の生き方・考え方について、激動の時代に生きた郷土の先人の生き様も参考にしつつ、考えを深めることができる。 ・山口県に対する誇りと愛着を抱き、山口県に定着し地域に貢献する人材となる。 |
学習教育目標 | 目標(A) 広い視野での社会観と責任能力を持つ技術者 :〇 目標(B) コミュニケーション能力 : 目標(C) 自然科学・情報技術の知識とその応用力 : 目標(D) 実験・実習による実践力 : 目標(E) 機械工学の知識とその応用力 : 目標(F) 機械システム開発によるデザイン能力 : |
成績評価方法 | 達成目標について、試験6割とレポート4割で評価する。双方とも、知識・理解とともに、思考力・判断力・表現力を問うものとする。 S:90~100点、A:80~89点、B:70~79点、C:60~69点(以上、合格)、D:59点以下(不合格) レポートの詳細は授業中に指示する。 新型コロナウイルス感染拡大防止のために、アクティブ・ラーニング形式の授業ができないこともありうる。 再試験:無 |
教科書 | 適宜資料を配付 |
参考書 | 適宜資料を配付 |
履修上の注意 |
授業計画 | 第1回 授業の指導方法・指導内容についての説明 ・授業の概略説明、参考資料等の紹介 ・本学がよって立つ山口県の歴史を学ぶ意義について ・長州藩幕末維新史を学ぶ意味 第2回 明治維新と長州藩 ・明治維新とは何か ・長州藩の特性 第3回 明治維新と長州藩 ・幕末維新期における長州藩の概説史 第4回 吉田松陰と松下村塾 ・吉田松陰の生涯 ・松下村塾における教育活動 ・松陰処刑、雄飛する松陰門下生 第5回 吉田松陰と松下村塾 ・現代から松下村塾の教育を考察する〔討論・発表、レポート〕 第6回 高杉晋作と奇兵隊 ・高杉晋作の生涯 ・奇兵隊の特性 第7回 高杉晋作と奇兵隊 ・高杉晋作の功山寺決起を考える〔討論・発表〕 第8回 馬関攘夷戦争 ・長州藩と攘夷 ・文久3年の馬関攘夷戦争 第9回 馬関攘夷戦争 ・元治元年の四国連合艦隊馬関攻撃 ・馬関攘夷戦争についての意見・感想〔討論・発表〕 第10回 長州ファイブ ・欧米列強のアジア進出 ・長州ファイブの密航渡英、帰国後の活躍 第11回 明治日本の建設者 伊藤博文 ・幕末期の伊藤博文 ・明治期における伊藤博文 第12回 幕長戦争の総合的考察 ・迫りくる幕府軍 ・郷土防衛のための長州軍の戦略 第13回 幕長戦争の総合的考察 ・四境の戦い ・幕長戦争についての意見・感想〔討論・発表〕 第14回 笠井順八と山陽小野田 ・笠井順八と小野田セメント ・山陽小野田の発展に尽力した笠井順八 第15回 笠井順八と山陽小野田 ・現在及び将来における山陽小野田市の活性化について考える〔討論・発表、レポート〕 第16回 試験 |
注意 | 主体的かつ積極的な授業参加を期待する。 |
- 教員: 土井 浩