授業名技術マネジメント論(99FA012)授業名(英)Management of Technology
教員名森田 廣
開講年度学期2024年度 前期
曜日時限集中講義
開講学科大学院 工学研究科工学専攻

単位1.0学年修士課程1年
区分大学院教養科目 講義・演習課程必修

概要講義要旨:工学系知識を習得した技術者が激動する社会変化(環境)に対応し社会貢献に寄与する思考回路の構築を行う。
講義内容:社会において、企業は持てる技術資産(技術者、研究開発費、研究設備、情報)を最大限に活用して最大限の成果(短期的な利益や企業価値の増大)を生むことを技術組織に期待する。これに応えるために、技術を生業とする企業ではどのような技術活動が体系的におこなわれているのか。担当教員が永年在職した電機業界をモデルケースに、技術力強化と技術資源活用の両面から、実例を示しながら学ぶ。同時に、今日の変化する技術環境下で如何に将来への展望を拓いて挑戦していくかについての指針を大学院生各位が身に着けられるようにしたい。
【実務経験教員による授業】
本科目の担当教員である森田は株式会社東芝及び関連会社にて37年間、研究開発実務並びに管理、製品事業化、技術経営に従事し、その業務で培った経験を本科目の授業に生かして講義する。
達成目標技術マネイジメントには何が基本で何が必要かを理解し、現実の課題に直面した時に行動に移すことができる。
学習教育目標目標(A) 広い視野での社会観と責任能力を持つ技術者:◎ 
目標(B) コミュニケーション能力         :〇 
目標(C) 自然科学・情報技術の基本知識とその応用力: 
目標(D) 実験・実習による実践力         :
目標(E) 機械工学の知識とその応用力       :
目標(F) 機械システム開発によるデザイン能力   : 

成績評価方法レポート   : 100
 
達成目標事項の範囲で,レポートの合計に基づいて、以下の区分で評価を行なう。
S: 90~100点 A: 80~89点 B: 70~79点 C: 60~69点 D: 59点以下 不合格

再試験:無 
教科書都度、資料を配布する。
参考書「フラットパネルディスプレイの技術経営(1)~(9) 森田廣」; ”月刊ディスプレイ”(テクノタイムズ社発行)2010年4月号~12月号に連載 (受講者にファイルで配布予定) 
履修上の注意普段から問題意識をもつことが大切。折に触れ、技術者、研究者として若い世代に読んでほしい古典、話題の書物等を紹介するので、幾つかをこの機会に学んで糧としてほしい。

授業計画*基本的に以下の順で進めるが、各回分の講義内容詳細の資料を予め、Moodleに掲載する。

第1回 ①序論(今日の技術の抱える問題)
    ②技術戦略論(知識編)
第2回 ③技術戦略論(実践編)
第3回 ④研究資源論
第4回 ⑤技術組織論
第5回 ⑥技術人材論
第6回 ⑦研究成果論
第7回 ⑧開発効率論
第8回 ⑨結論(技術と社会)

授業外学習としては、①関連論文を提示(Moodleで配布)するので、それを読解すること、②関連書籍を提示(授業中口頭)するので、どれかを読了すること、③最終レポート(要提出)の準備をすること。

注意