授業名 | 機械工学特論(99FA015) | 授業名(英) | Mechanical Engineering; Advanced Course |
教員名 | 吉村 敏彦,結城 和久,大塚 章正,池田 毅,千葉 良一 | ||
開講年度学期 | 2024年度 前期 | ||
曜日時限 | 月曜1限 | ||
開講学科 | 大学院 工学研究科工学専攻 |
単位 | 2.0 | 学年 | 修士課程1・2年 |
区分 | 機械・制御工学 講義・演習 | 課程 | 選択必修 |
概要 | メカトロニクス制御分野,熱流体エネルギー分野,材料工学分野,自動車工学分野,設計工学分野の最先端を研究者または技術者として携わっている研究開発の経験を踏まえて紹介する. メカトロニクス制御分野については,移動ロボットの運動制御,環境認識とその工学への応用,熱流体エネルギー分野については,ナノ構造作製技術と測定手法、熱工学へのナノテクノロジー応用,ナビエストークス方程式とその応用,壁乱流と乱れの輸送方程式材料工学分野では,材料工学における超高・極高真空技術や,転位の結晶学,材料強度学とその応用,自動車工学分野においては,クルマづくり革新技術や次世代自動車技術,設計工学分野では,公差解析,公差設計と最適化を講ずる. ■本科目の担当教員である吉村敏彦は1983年度~2001年度にかけて株式会社日立製作所 機械研究所において半導体製造装置(MBE装置)の開発、ナノレベル分析装置の開発、原子力予防保全技術(ウォータジェットピーニング技術)、高温ガスタービンの開発等に従事した経歴を持つ。それらの業務で培った経験を同科目の授業の内容に併せて業務関係やその連携の重要性について講義する。 |
達成目標 | 機械工学各分野の最新技術の概要を理解し,大学院における自己の研究課題の科学技術上の位置づけができ,その研究成果が広くいかに工学上しいては社会に貢献できるかの意義付けおよび目標を設定できること. |
学習教育目標 | 目標(A) 広い視野での社会観と責任能力を持つ技術者:〇 目標(B) コミュニケーション能力 : 目標(C) 自然科学・情報技術の基本知識とその応用力:〇 目標(D) 実験・実習による実践力 : 目標(E) 機械工学の知識とその応用力 : 目標(F) 機械システム開発によるデザイン能力 : |
成績評価方法 | 各講義についてレポートを提出する.提出されたレポートの評価(100点満点)の合計点をレポートの提出を要求され講義数で割った点数をもって評価点とする.レポートは日本語でも英語でも可. (A report written in English is acceptable) 再試験無し. 80点~100点=A合格,70点~79点=B合格, 60点~69点=C合格, 59点以下=D不合格 [レポート] については1つテーマの評点を10点満点で評価し、達成目標のうち不十分と思われる場合は1点ずつを減点し、下記のように点数化する。各週10点×16回=160点満点を100点満点に換算する。 10点:極めて良く書けている 9点:良く書けている 8点:要件を満たして書けている 7点:一部要件は欠けているがレポートとして認められる 6点:要件がかなり欠けているがレポートして最低限認められる 5点以下:レポートとして不十分な内容である |
教科書 | |
参考書 | |
履修上の注意 | 時間割では,月曜日の1時限目に設定されているが,担当教員の都合により実施時間が変更されるので,常に大学院掲示板およびCLASS SYSTEMを確認すること. 授業に出席して講義を聴き,与えられた課題についてレポートを提出すること.レポートのみの提出は評価の対象としない. |
授業計画 | 1. ガイダンス;担当教員の紹介を含む授業計画の説明 サイズ公差と幾何公差 Size tolerance and geometrical tolerance 2. 公差解析 Tolerance Analysis 3. 公差設計と最適化 Tolerancing and Optimization 4. 材料工学における超高・極高真空技術:Ultra-high and Super-high vacuum technology in materials science and engineering 5. 転位の結晶学とその応用:Crystallography of dislocation and its industrial application 6. 材料強度学とその応用:Fractology and its industrial application 7. 特殊機械・金属材料(アモルファス合金、形状記憶合金、水素吸蔵合金、超塑性合金、超伝導材料、他): Special machines・metal materials 8. 原子力発電所における熱流動問題 Thermohydroulic issues in nuclear fission power plants 9. 核融合発電における熱流動問題 Thermohydroulic issues in nuclear fusion power plants 10.電子機器におけるサーマルマネージメント Thermalmanagement in electronics 11.移動ロボットのモデル化 Modeling of mobile robot 12.移動ロボットの運動制御 Motion control of mobile robot 13.移動ロボットのための環境認識 Environment recognition for mobile robot 14.2つの側面を持つ塑性加工 Plastic working with a twofold aim 15.金属薄板のプレス成形性 Press formability of sheet metal 16.計算材料科学の基礎 Basics of computational material science 授業外学習: 各回の授業の復習を行い、課された課題等をレポートとしてまとめる。 |
注意 |