授業名テクニカルライティング(99MD017)授業名(英)Technical writing
教員名石川 敏弘
開講年度学期2025年度 後期
曜日時限金曜3限
開講学科大学院 工学研究科 共通

単位1.0学年修士課程1・2年
区分教養科目 講義・演習課程選択

概要著名な国際学術論文誌に投稿する場合、内容が新規で学術的意義が在るものであることは言うまでもありませんが、書いた英文が正しくNativeに近いものでなければ査読にすら回らずにRejectされます。そこで本講義では、授業担当である石川敏弘が発表しました最高峰の国際学術論文誌である「Nature」ならびに「Science」に掲載された文章を題材に、科学的な英文の書き方の基本を説明し、更に歴史的に著名な人々が残した英文の名言も題材として取り上げて学びます。これらを通じて、内容を正確に伝える英文について学びます。

【実務経験教員による授業】
本科目の担当教員である石川敏弘は、1979年度~2015年度にかけて宇部興産株式会社(現UBE株式会社)において機能性高分子、前駆体セラミックス材料、高耐熱性炭化ケイ素繊維、光触媒材料等の研究開発に従事しNature(2報)、Science(1報)を含む150報の英語論文を発表し、また1998年から毎年、海外での国際学会における招待講演を年間5回以上継続的に行った経歴を持ちます。それらの経験に基づいた英文作成法について説明します。
達成目標内容を正確に伝える分り易い英語表現力の習得を目指し、次の目標を掲げます。
1.科学英語論文の構成を理解する。
2.文と文の繋がりを大切にした“自然な英語”に関する法則を理解する。
3.自分の考えを簡単な英語で表現することが出来る。
4.Nativeに近い英文が書ける。 
学習教育目標
成績評価方法定期試験:実施しません。
レポート:30点
授業中の小テスト:70点
S:90~100点、A:80~89点、B:70~79点、C:60~69点(以上、合格)、D:59点以下(不合格)
再試験ならびに追試験は行いません。
教科書資料を配布します。配布方法は、Moodleからダウンロードまたは教室で配ります。
参考書特にありません。
履修上の注意

授業計画第1回 (9/19) :ガイダンス&英語学術論文ならびに英語プレゼンの構成について(簡単な実践)
    「授業外学習の指示: 復習事項:英語論文記載の重要事項、予習事項:配布英語論文の単
    語調べ」
第2回 (9/26) :英語学術論文の実読と内容の把握(英語学術論文を書く上で最も重要なことについて)
    *実際の学術論文を用いて基礎的な英文法も学ぶ
    「授業外学習の指示: 復習事項:重要英文法について、予習事項:配布英語論文の単語調
    べ」
第3回 (10/3) :英語学術論文の実読と内容の把握(文章の流れを正確に伝える繋ぎの言葉について)
    *実際の学術論文に使われている生きた文法を学んでゆく
    「授業外学習の指示: 復習事項:実使用の英文法について、予習事項:配布英語論文の単
    語調べ」
第4回 (10/9) :英語学術論文の実読と内容の把握(接続詞、副詞の重要性について)
    *実際の学術論文に使われている生きた文法を学んでゆく
    「授業外学習の指示: 復習事項:実使用の英文法について、予習事項:配布英語論文の単
    語調べ」
第5回 (10/17) :英語学術論文の実読と内容の把握(結論を述べる時の道標について)
    *1回~5回までに学んだ基礎英文法の復習も実施
    「授業外学習の指示: 復習事項:これまでの配布論文、予習事項:配布英語論文の単語調
    べ」
第6回 (10/24) :世界的に著名な人が残した名言(英文)の幾つかの実読と内容の把握
    「授業外学習の指示: 復習事項:心に残った名言について、予習事項:配布英語論文の音  
    読練習」
第7回 (10/31) :英語学術論文作成に必要な重要技法
    「授業外学習の指示: 復習事項:各自が感じた不足事項について、予習事項:配布英語論 
    文の音読練習」
第8回 (11/7) :総復習と総括

注意